まっつの如来への道

わたし自身も法華経を理解するためにブログ書いていきます!

苦悩は真理をさとるためのトリガー

こんにちは✋

まっつです。

「苦悩」という言葉の意味はなんでしょう。

文字の通り「悩み苦しむこと」という意味を持つと思います。わたしたちは、これに囚われて日々生きています。この苦悩がなければ、生きるのが楽になると思います。しかし、この世界に「苦悩」というものが存在するということは、その存在に意味があるからだと思います。今回はそれについて、少し考えてみました。

法華経の第15章「如来寿量品」の文章で

わたしは、衆生たちが苦悩しているのを見るが、そのとき、すぐには身体をあらわすことはしない。まずかれらに、わたしを見ることを強く望ませ、そして渇望しているものには、正しい教えを説き明かすであろう。

中公文庫 5法華経Ⅱ P115 17行目〜P116 2行目

この文に出てくる「身体」というのは、「教え」で、「わたし」というのは「真理」のことかなと思いました。「苦悩」という苦しみを体験し、それから抜け出すために、どうすれば、この苦悩から逃れることができるのかと、人はあれこれ考えます。この救われたいという願いを引き起こすために苦悩が必要になるのだと思います。つまり、苦悩は真理をさとるためのトリガーであると考えられます。すると実は、あなたを悩ませるその苦悩は天からの恵みなのかもしれません。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。